12月の葉山マリンキッズ:冬の海辺で宝物を見つけよう!~漂着物から考えよう~

2012-12-15

12月15日(土) ☁のち☂

 

今年の葉山マリンキッズ最終回は海岸で漂着物の観察とクラフトです。
海岸にはたくさんの漂着物があります。
何気なく歩いていると見落としがちですが、良く見てみるとたくさんの発見があります。

海岸に漂着する方法は波や風の影響があります。
小さくて軽いものから大きくて重いものまでたくさんあります。

海岸なので、海で暮らしていたものがたくさん漂着しています。
貝殻や海藻は自然のものです。
木の実や流木は海に流れ込む川から来たものでしょう。
森に雨が降り、川の流れに入ったものが海まで到着したのでしょう。
これも自然のものです。

色鮮やかなものの多くはビニールやプラスチックです。
これらは人工物です。
自然の力では分解できないものです。
人工物が海岸に存在するのはなぜでしょう?
海岸に来た人が捨ててしまったものもありますが、海に浮かんでいて流れ着いたものも多くあります。
人工物は人の手で取り除かなければ自然のバランスを保つことはできません。

漂着物の里分けはひとつの漂着物がどこから来たものか、どうやってきたものかを考えてみることです。
この海岸に漂着したことが今わかっていることですが、それまでの事は誰も知りません。
しかし、その環境を知ることで想像することができていきます。
発見した漂着物のひとつひとつの里を想像すると思いもよらない自然のつながりを発見することができるかもしれません。

今回のクラフトでは自然のものも人工のものもひとりひとりが思い思いに創作してみました。
与えられたものは「台紙となる段ボール」「自分で選んだ2色の画用紙」そして「自分で見つけた漂着物」です。

完成後の展覧会では「タイトル」と「工夫した点」について発表し、他のメンバーから「興味深いと思った点」をコメントしてもらいました。
肌寒い雨の最終回でしたが、あふれる想像力が発揮された一日になりました。