1月のマリンキッズ:生きる知恵を探ろう!~防災の気付きとごはん作り~

2012-01-21

1月21日(土) ☁と北風

日常の暮らしの中から被災時の過ごし方を考えてみましょう。
昨年から始まった知恵のご飯づくり。
プログラムは空き缶でご飯を炊くということですが、気づいて欲しいことはもっと深いところにあります。
被災時には空き缶や水の手配もままならないでしょう。
燃料としている紙パックやそれを切るハサミもちゃんと持ちだせるかどうか。
そもそもご飯を炊いている余裕などあるのでしょうか?

停電や断水といったライフラインが断たれた時、普段の暮らしはもとより、当たり前に思っていた暮らしがどれだけいろんなことに頼っているかが浮き彫りになります。
セミナーハウスで集合した時に電気につながっているものを切ってみました。
電灯が消えても明るさはあまり変わりませんでしたが、ファンヒーターが消えるとだんだん寒くなってきます。
ここからはいろんな事を想像してもらいました。
お家で電気を切ったらどうなるか?
エアコン・テレビ・お風呂・冷蔵庫・炊飯器・ゲーム・・・
少しの間なくても大丈夫!でも長く続くととても困ります。

明かりを灯す方法は電灯のほかにも見つかりそうです。懐中電灯やランタンも使えます。
寒かったら一枚上着を増やしましょう。新聞紙や段ボールを衣類の間には挟むと保温もできます。
お風呂に入ることができない間、ウェットティシュは体を拭くことにも使えます。
災害を防ぐことは難しいですが、被災を軽減することは可能です。
身の回りにあるものをいろいろ工夫して暮らしていけることを考えてみましょう。

いざという時に落ち着いて行動しよう。
慌てず、焦らず、行動しよう。
普段から工夫した生活を心がけよう。
今の生活を少しずつ見直していこう。

みんなが大きくなったときに今よりも心豊かな暮らしができることを考えていきたいと思います。