どんぐりってこんなに美味しいんだ!

2014-10-13

今日は、どんぐり拾いと「縄文クッキー」(おやき風)づくりを体験。
今から4000年前(縄文時代後期)の人々は、森の恵みをうけて生活をしていました。
私たちのように買えば何でも手に入るわけではなく、森や自然に完全に依存する生活のため、
主なタンパク源は「どんぐり」などの木の実だったのではないかと考えられています。
今日は、どんぐりを使った 素朴な縄文クッキー作りにチャレンジ! 
天気もよく半袖になりたい陽気の中、森を歩きながら どんぐり
を拾います。
マテバシイやシイの実を探しますが、残念〜。ほとんどタイワンリス(外来種)に
食べられてしまっていて、私たちが食べられるものはありませんでした。
残念ですが、今回はオーシャンファミリーのなかま達が事前に拾い集めた実を使ってみます。
災害地にも使える、うんぱぱが作った「ブロックかまど」を2つ使って火を起します。
森のプログラムに何度も参加されている方々なので、火起こしとっっても早い!あっという間に火が起こせました。
火起こしをしたらドングリをから煎り。
「どんぐりってこんなに美味しいんだ!」と、炒りたてのドングリにそのままかじりつきます。
種類によってはアクがあるしお腹で膨らむので、食べ過ぎに要注意ですが、
「パン食べてるみたいだね〜」「マロングラッセにもいい!」とシイの実は大好評!
今度はから煎りしたドングリを、海で拾った石ですりつぶしてクッキー生地にいれていきます。
細かくせずに、粗挽きして食感を楽しむのがコツです。
できたら、かまどで焼いて、木の実のジャム(手作り)をつけて食べたら、これがまた好評〜!
おやき風の優しい味わいと柔らかな食感。ん〜美味しい。
子ども達は、僕もやってみたい!とクッキーを焼くのが楽しそう。
ドングリハンバーグ〜!なんて厚焼きをしていたお子さんもいましたよ。
みんなが どんぐり のおいしさに気づいた半日でした。
18日には親子向け「森のキッチン 火起こしどんぐりクッキーづくり」を開催しますので興味のある方は以下にご連絡ください。
参加者のみなさま、今日はありがとうございました!

 アキグミを試食してみました。まだ酸っぱかったのですが、甘くなると同時に、鳥たちとの競争になるので、この程度でジャムにしてみても良いのかもしれません。

スダジイの実のつき方を観察
  


 みんなで集合写真

釜戸で火を起こすのは手慣れたものです。

マテバシイとスダジイをそれぞれ炒りました。

 縄文時代にこだわった活動をするために、海岸で拾ってきた石を用いて、炒ったどんぐりを潰しました。

 どんぐりクッキーというよりは「おやき?」。どんぐりの粒々が見えている方が贅沢感がありました。

春に積んでおいたオオシマザクラとクワの実ジャムをつけて食べました。これがまた絶品!
皆さんも挑戦してみて下さい。