山の幸と海の幸

2015-03-10

2014年度最後のファミリー教室は、前回と逆に、森から海へフィールドを移し、山の幸(山野草)を峯山で観察、採取し、海の幸(海岸に打ち上る海藻)を長者ケ崎から大浜、一色海岸で観察、拾いました。
山野草は、タンポポ、ノビル、ツワブキ、ハマダイコン、カラスノエンドウ、アシタバなどを天ぷらで頂きました。
海の幸は、今回は長井産の天草を使ってトコロテン作りをして、フルーツ寒天、夏ミカンを使っての一般的なトコロテン、きな粉と黒蜜でおやつとしていただきました。
タンポポやハマダイコンなどは、この辺りでは当たり前にある植物ですが、それが食べられる、更には美味しいということが分かったことはすばらしいことです。身近なところにも自然からの恵みがたくさんあることが分かりました。
また、海岸に打ち上がる海藻も、ワカメはじめヒジキ、フサノリなど、これまた季節の恵みを拾って持ち帰るお土産ができました。
天草を煮出して作るトコロテンは、海藻の香りが強いのですが、この辺りでは良く見かけるすっぱい夏みかんと良く合うことが分かり、だれも目を向けない夏みかんの利用方法にもなることが分かりました。
自然のものはあくも強いのですが、その分、栄養に富んでいるものも多く、季節を感じながら楽しむことができる食になります。
春は特に、自然からの恵みがいっぱいいただける季節です。
散歩をしながらも、食を探す視線は大切ですね。