「川の生きもの観察&縄文火起こし」:10月リーダー研修会

2015-11-01

オーシャンファミリーの活動は、
多くのボランティアリーダーの皆さんに
サポートして頂いています。
環境教育に興味のある学生、
子どもを持つ主婦、元教師、
とリーダーの皆さんは様々。
「自然の素晴らしさを伝えたい」
「将来のために学びたい」
「自然の中で活動したい」
など想いはそれぞれですが、
オーシャンファミリーの理念に共感し、
サポートして頂いています。
そんなリーダーの皆さんと
最高のプログラムを提供するべく、
研修会を月に一度行っています。
翌月のマリンキッズ、ファミリー教室
で行う内容の研修がメインです。
実際のプログラム前に自らが体験することで、
事故やケガが起こるかもしれない点を把握し、
参加者の皆さんに楽しんでもらうためには
どうしたらいいか皆で共有しています。
昨日の研修で行ったのは2つ。
11月のマリンキッズで行う
「川の生きもの観察」。
ファミリー教室で行う
「縄文火起こし」でした。
葉山の山中にある河原に到着。
ペットボトルでしかけを作ります。
生きものがいそうなところを狙って。

リーダーのりちゃんから、
川の生きものについてレクチャー。
みんなメモをとりながら聞きます。
網を片手に生きもの探し。
つかまえた生きものを水槽や
バットに入れて、じっくり観察。
カワゲラ、カゲロウ。
ヤマアカガエル、ツチガエル、
アブラハヤ、ヨシノボリ、
ヌカエビ、サワガニ
しかけを残し、山中を進みます。
多くの生きものや植物を観察しました。
アブラチャンの実。
油分が多く、昔は火を灯すのに利用されていました。
クサギ。
ゲンノショウコ
ヤブミョウガ。
イラクサ(蕁麻)。
葉やトゲに触れると痒みと共に皮膚が腫れ、
蕁麻疹の語源にもなった植物。

フクラスズメの幼虫。

川へとつながる滴を見るため、
林道を外れて登ります。

戻る時は、安全のために
ロープを張って。

道中、多くのキノコがいました。

川に戻って昼食をとり、
いよいよしかけを上げます。
たくさんの魚が入っていました。

魚とともにおもしろい生きものも。
「ハリガネムシ」。
ルーペでじっくり観察。
ハリガネムシは、寄生虫です。
まずカゲロウなどの水生昆虫に食べられます。
その水生昆虫を食べたカマキリなどに寄生し、
タンパク質を出して脳をコントロールし、
水に飛び込ませます。
そして、水中で宿主から出てきます。
どうやって進化してきたのか、
自然の偉大さを感じさせられます。
セミナーハウスに戻り、
みんなで振り返り。
ここからは第二部。
縄文火起こしにみんなでチャレンジ。
ヒトが他の動物と異なるのは、
火を使うことが大きな一つです。
雷や噴火による偶発的な火を
使ったのが初めてだと言われています。
縄文火起こしは、
木の摩擦によって火を起こす方法です。
縄文火起こしにも三種類あります。
手をこすりあわせる、もみぎり。
紐を使う、ひもぎり。
弓を使う、ゆみぎり。
まずはミッチーと山じいが
ひもぎりでお手本。
きりちゃんも成功。
すずちゃんも成功。
山での生きもの観察と、縄文火起こしと、
今日は盛り沢山の内容でした。
まずはリーダー自身が楽しさを体験し、
危ないところを事前に把握しました。
マリンキッズ、ファミリー教室で
参加者の皆さんが安心して
楽しんでもらう準備ができました。
リーダー研修会にご興味がある方は、
お気軽にご連絡ください。
11月は28日(土)を予定しています。
TEL:046-876-2287
E-MAIL:info@oceanfamily.jp