「葉山海洋スポーツ塾第3回 ビーチ中をもっともっと駆け回れ!」

2010-05-02

今回もまたまたお天気に恵まれ、活発にたくさん体を動かすことができ、汗をいっぱいかくことができました。
これからは陽射しがもっと強くたくましくなってくるので、汗をかいた分はしっかり水分補給を行っておきましょう!

汗をいっぱいかいた時の水分補給は、単なる水よりも少しうすめのスポーツドリンクのほうがよいですよ。
このほうが汗で失った電解質(塩分など)や糖質を補給できるからです。

さて、今回の活動では、まず「海の知識」について学びました。季節によって海の様子が違うこと。風が吹いても海や波の様子が違ってくること。そして、一日の中でも潮が上げたり下げたりで海や浜全体の様子も異なってきます。以下、今回のポイントです。

・一色海岸の海の標識のある場所がわかるかな?→一色海岸には3ヶ所あります。また確かめてみましょう。
・海とプールの違いってなに?→プールと違って海には波や潮の流れ、深さなどがありますね。生き物も住んでいます。
・ビーチクリーンはなぜするの?→海岸や海をきれいにするだけでなく、ケガや事故を防ぐためでもあります。これを立派なライフセービングです!
・海の様子ってどうして変化するの?→季節によるもの、潮の干満によるもの、風によるものなどいろいろな条件によって変化します。

「海の知識」について学んだ後は、続いて、ビーチクリーン、ビーチジョグ、ビーチトレーニング、チーム対抗ビーチスプリント&ビーチフラッグスを行いました。今回もチーム対抗戦では、チームスマイル、チームおばさんズ、チームさめの3チームが楽しく真剣にしのぎ削りあい盛り上がりました。

そして、プログラムの最後には「第一回一色海岸ビーチ駅伝」開催。

1区:スプリント、2区:土手登り、3区:波打ち際ウェーディング、4区:おんぶ走、5区:ロングビーチランの5区間からなるコースでは5人1チームの各自に役割が与えられます。スプリントが得意な人、力のある人、長い距離を走る持久力のある人など、スタート前の作戦会議では得手不得手にしたがって、協力してそれぞれの役割を考え合いました。

各チームの5人がそれぞれの能力に応じて役割を受け持ち、力を合わせて励ましあって、全員が駅伝を完走することができました。
小学3年生から中学3年生では体力の差はありますが、役割の異なる区間を分担することでその差は縮まります。

「自分の役割を知ること」。これも自分自身を知ることから「自分の身は自分で守る」というセルフレスキューの考え方につながっていきます。

また、自分の能力を考えることで、危険を回避しつつ、チーム内での役割を担うことによってチームワークに貢献することができるようになります。そして、自分の役割を遂げることでそれぞれが責任感を持って行動することもできるようになるのですね。

今後も仲間との協力・コミュニケーションを大切にし、みんなで励まし合って、お互いを思いやって協力し合って充実した活動を行っていきたいと思います。

次回は5月16日(日)午前10時からです。次回からはいよいよ本格的な「ライフセービング入門」の始まりです。

座学では、今回できなかった「海の知識」(風や波、潮汐(ちょうせき)について)をもう少し学びたいと思います。そして、天気にもよりますが、いよいよ海に入って活動したいと思います。海の中に実際に入って、海を全身で感じながらライフセービングの基本(浮くこと、水中での進み方など)について学びたいと思います。

次回も最後まであきらめずにいっしょにがんばろう!