葉山海洋スポーツ塾:秋の体力テスト!

2012-11-04

今年度の海プログラム(オーシャン、ビーチ)が今回で最終回となりました。

そこで、日ごろの活動の成果を確認するため、「体力テスト」を行いました。

 

「体力テスト」は、これまでもやってきた50メートル走、10分間走に加えて、

反復横跳び、立ち幅跳び、上体起こしの5種目のテストからなります。

 

どれも基礎的な体力を見るものばかりですが、それぞれのテストからどんな
ことがわかるかというと…

 

● 50メートル走:
全力を出し切って短い距離をできるだけ速く走る走力(スプリント力)を
見ることができます。
短時間(10秒前後)に筋肉がどれだけたくさんの力を出すことができるか
を見るものでもあります。

 

● 反復横跳び:
体全体の動きをうまく協調させて、できるだけ素早く動く能力(敏捷性)を
見ることができます。
全身の筋肉や関節がどれだけ機敏に協力して動くか、その調整力を見るもの
です。

 

● 立ち幅跳び:
筋肉がバネのようにどれだけの力(瞬発力)を瞬間的に出すことができたか
を見るものです。
筋力に加えて、どれだけ速く(スピード)ことができるか、つまりどれだけ
パワーを出すことができるかを見ます。

 

● 上体起こし:
30秒間で一定の力をどれだけ繰り返し行うことができるかを見るものです。
筋肉が一回に出すことのできる力が筋力であるのに対して、筋肉が同じ力を

長く持続する能力、筋持久力を見ることができます。

 

● 10分間走:
長時間(10分間)の中でどれだけの運動を行うことができるかを見ます。
心臓や呼吸機能など全身の持久力を見るものです。

 

と、5種目のテストにはぞれぞれの目的や意味があるのです。

 

もちろん、どのテストも成績がよいに越したことはありませんが、塾生には
個性や特徴も見られます。

持久力(10分間走)はあまり得意ではないものの、50メートル走や立ち幅跳
びに見られるスプリント能力や瞬発力の強い塾生、逆に短距離や瞬発力系に
は弱いものの、持久系で実力を発揮する塾生などそれぞれ。

ぜひ、そういった個性を伸ばしてきたいものですね。

 

とはいえ、まだまだ全体としては低い傾向です。今後もしっかり運動量を増
やしていって、それぞれの種目での成績が全体的に上がってくるようにがん
ばりましょう。

その中で、改めて特徴を見て個性に磨きをかけていく。こんな活動ができれ
ばと思います。

 

今年度から取り組んでいる「自主トレ」習慣。なかなか自主的に行うまでに
は習慣化されてはいないようです。

ご家庭でも塾生たちの「自主トレ」を見守っていただきたいと思います。
ただ、「やらされている」だけでは誰のためにやっているのか、また、その
目的や意味が理解できず、なかなか習慣化されないのも事実です。

 

その点では今回の体力テストの成績を塾生のみんなにフィードバックするこ
とは有効だと考えています。

今後、塾生を通じて保護者のみなさまにも体力テストについてお話しする
機会があればと思います。

 

では、次回も最後まであきらめずに活動しましょう。
次回の活動は「めざせ!葉山駅伝」。
来年1月27日に開催される「葉山駅伝」の早くも練習を行いたいと思います。

 
(Hコーチ)